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第二章 予知夢を見るクラスメイト
確か6月中旬だった。
金曜日だった筈。
昼休み。
電車が好きな僕は、学校に持ってきてはイケない鉄道趣味の雑誌を持ち込み、教室も隅で読んでいた。
教室で、普段は会話も無いクラスメートの飯田さんから声を掛けられた。
「あー。いけないんだぁ。持ち込み禁止の雑誌。先生に言いつけようかなぁ?」
僕は慌てた。
「鈴木。黙っていてあげるからさぁ。放課後に一人で校舎裏に来て!」
呼び出し。
なんだろう?
警戒はしていた。
同時に、少しだけ告白されるかもという淡い期待もあった。
放課後、校舎裏に行く
「おー。逃げずに来たね」
手招きする。
「まぁまぁ。座りなよ」と校舎裏のベンチに腰を下ろした。
「何か用?」
「あのさ。4月頃なんだけど鈴木さぁ。温泉のホテル。ロビーで綺麗な大人っぽい女子と温泉にいなかった?」と笑う。
僕は嫌な想像をした。
愛理が居るのを見たのなら家の近所では無い筈だ。
「何処で見たの」
「ひっかかった。やっぱり鈴木かぁ。正直さぁ。アタシも妹なのか本人なのか解らないからカマかけたのよ」
「騙した?」
「いひひひ。鈴木って女子っぽいけどガチで女の子みたいだった。それよかさぁ。相手の綺麗系女子は誰なのよぉ」
「従姉妹の愛理だよ。それより誰にも言わないでよ」
「あははっ。言わないよぉ。良かったね。アタシで!」
「飯田さんも温泉に行っていたんだ」
「お父さんとお兄ちゃんと一緒に入った」
「女子だけ湯あみ着があるからね」
飯田さんは、「温泉に入るのに湯あみ着って嫌なのよ。アタシは付けなかったよ」。
僕は、飯田さんを見て想像してしまった。
「あー。いま、お兄ちゃんの事を羨ましいとか思った?」とニヤニヤしている。
飯田さんの家は、今でもお父さんやお兄さんと一緒にお風呂に入っているという。
飯田さん曰く「アタシも将来は医者になりたいのよ。患者の裸を見てキャーキャー騒ぐ女医って方が非常識だと思わない?」
他人様の家庭のルールに口出し無用。
飯田さんが言うには、僕は何らかの理由で高校一年生の夏に、地元の女の子と電車に乗って事故に遭って死ぬらしい。
地元の女の子は、美佳ちゃんか愛理のどちらかだ。
「アタシの予知夢は当たるよ。警告」
プールとかなら問題は無いらしいけど、温泉で一緒の湯に浸かると、一緒に入った人間の未来が見えると言うのだ。
あのホテルの貸切湯は、隣接した三つの貸切湯部屋の露天風呂だけ仕切りの目隠しはあるけど湯船は繋がっていたらしい。
偶然にも、僕が愛理に突き落とされた時間帯に隣の家族風呂に飯田さんも入浴していたそうだ。間接的に混浴していたのだ。
僕は、大きなショックを受けた。
半信半疑な予知夢でも、自分の死が宣告された。
未来の事案は絶対に変えられないが、死ぬ予想が大怪我で済んでしまうのかは微調整が効くらしい。
「死にたくなければ、今週末。アタシの家に着て一緒に風呂に入れば、より正確な未来が見えるかも」
♢
週末。僕は飯田さんの家に呼ばれる事になった。
「お兄ちゃん。こないだの女の子の服を着ていたのクラスの女子に見られたの?」
麻友とは、同じ子供部屋なので互いのプライバシーは駄々洩れになる。
予知夢で、死ぬ話をしたら麻友は笑い出した。
「飯田先輩って少し頭がヘンなのかな?。予知夢とか騒いでお兄ちゃんと一緒にお風呂に入りたがる変態じゃん。心配なら水着を持っていけば?」と呆れ顔で言った。
翌日。
僕は私服で、飯田さんの家に行く。
飯田クリニック。
開業医らしいけど、僕は別に掛かりつけ医が居るので飯田クリニックが近所にある事すら知らなかった。
同じ中学校の学区なので歩いて行ける距離。
住宅街の中。比較的新しいクリニック。
週末なので診察は無くクリニックは閉まっていた。
クリニックの裏手に飯田さんの自宅。
塀をぐるりと回り込んだ裏手にあった。
チャイムを鳴らすと飯田さんのお母さんが対応してくれて、門を潜ると小さな庭園があった。
「加奈子が、温泉でクラスメートの男子が居たって騒いでいたけど、女の子が三人いるだけで不思議に思っていたのよ」
どうやら飯田さんの家族の中では、既に僕の話は説明をしなくても通っているようだ。
よく有りがちなガレージに外車。
手入れされた植木や庭木。綺麗な花が咲き乱れウッドデッキの先に露天風呂と思われる目隠しがある。。
昔は、小さなプライベートプールがあったらしいけど、清掃とか消毒液、水不足の時期は使用できないとか費用が掛かるだけで使用頻度が低いので飯田さんが幼稚園の時に埋めてしまったらしく、その跡地に家庭用の露天風呂を作ったそうだ。
(これから、あの露天風呂に飯田さんと入るのかぁ)
「加奈子から聞いてますよ。大変な予知夢ね」と飯田さんのお母さんが僕の視線に気がつき尋ねてきた。
飯田さんのお母さんは「ウチの加奈子も年ごろの娘なのでね。鈴木君も水着を持ってきたわよね?あくまでも温水プールって事でね」と困惑した顔で僕に言う。
飯田さんの母親は常識があるようだ。
「他所では言わないでね。予知夢とか中学生になっても家族と一緒に入っているとか。でもね。加奈子の予知夢のおかげで何回かは事故とか災難とか命の危機を回避できているから満更、嘘でも無いのよ」
裏を変えせば僕の死も嘘では無くなる。。
玄関で飯田さんは出迎えてくれた。
学校での飯田さんとは別人みたいに可愛かった。家では眼鏡をしているらしい。
ポニーテールの髪を下ろしていた。
飯田さんは水色のワンピース。
「あがって」
調度品や、絵画がある玄関。
スリッパを出されて飯田さんの後を歩く。
居間で、飯田さんの父親に挨拶をした。
「いらっしゃい」
飯田さんのお父さんは、優しそうな如何にも医者という感じの男性。
お母さんは、元は看護師。
お兄さんは進学校に通う高校生だ。
飯田さんは「今日は、パパもママもお兄ちゃんも入って来ないでね」と怒り口調で言う。
たぶん、普通に来客が来ても入浴してしまう家族らしい。
家の中を案内して貰い、家の方から直接診察室に行けるらしい。
書斎のある部屋とか看護師さん達の休憩する部屋もあった。
案内を終えて居間に戻る。
「二階に来て!アタシの部屋で話そう」
飯田さんは、階段を片手でワンピースの裾を片手で押さえながら登っていく。
「どうぞ」
二階の飯田さんの部屋に案内された。
研究室みたいな部屋。
ただベッドとテレビがある以外は、書庫か図書館みたいな部屋だった。
縫いぐるみとか女子らしい物は無く、難しい本やバインダーが棚に並んでいる。
「凄いね」
「一応。アタシも医者の娘だからね。まぁ勉強はしてるのよ」
僕は落ち着かなかった。
飯田さんは、勉強机の椅子に腰掛けると床に置かれたクッションに座る僕を見下ろすようにして話掛けてきた。
「インスタントハッピーカンパニーの話知ってる?」
僕は、日本支社長の名刺を持っている。
でも、知らない事にしよう。
「インスタントハッピーカンパニーって?」とあえて聞き返す事ではぐらかした。
「鈴木はさぁ。あの日、雨宮京子と難しい会議に出席してたのよね?当然、インスタントハッピーカンパニーは雨宮京子をロックオンしてるし。鈴木もインスタントハッピーカンパニーとコンタクトがあったのかなって?」
まるで、早くその話題に触れたかったようにワクワクした顔で僕に聞いてきた。
「一年生の時さぁ。薬師寺さんって女子がいたじゃん」
「薬師寺さん?」
「ほらっ。本ばかり読んでいた。誰とも打ち解けない女子。安藤さんとかに虐められていた女子」
確かに、女子同志のイジメ問題はあった。一人転校した女子が居た。
「あぁ。薬師寺さんって言うんだ」
「酷いなぁ」
「それで?」
「薬師寺さんね。インスタント・ハッピー・カンパニー研究所にスカウトされて学校を転校したんだよ」
「なんの天才?」
「わかりませーん!だから調べてるの」
「そうなんだ」
飯田さんは腰に手を充てて偉そうに立ち上がる。
「アタシもさぁ!インスタント・ハッピー・カンパニー研究所に入りたい訳よ!」天井を見上げて、ピッと人差し指を立てる。
「今日、鈴木を招いたのもアタシの野望を実現するため」
話の内容は、飯田さんは将来は医師になるそうだけど、普通の医師ではなく医学界を震撼させるような研究論文を書いたりする研究者になりたいそうだ。
「いくら待ってもスカウト来ないのよね」
インスタント・ハッピー・カンパニー研究所に入れば、高額な研究費、大学や大学院の全ての学費、なによりも医療機関などの論文や研究資料も取り寄せて読み放題という天才高校生集団にしか許されない特権が与えられる。
「努力や実績ではダメなのよ。インスタント・ハッピー・カンパニー研究所がアタシを認めないとね」
飯田さんは、僕に
「アタシの予知夢だと、鈴木君は必ずインスタント・ハッピー・カンパニー研究所にスカウトされる事になるのよ」
なるほど、僕の命を守るのではなく自分の野望の為に僕を救うつもりだ。
「鈴木君がインスタント・ハッピー・カンパニー研究所に入ったら、偉い人にアタシの事を伝えて欲しいのよ」
意味が解らない。
「鈴木君へ期待してるわけ」
「なんで僕が?」
「解らないけど予知夢を見たのよ。鈴木君がメイド服を着て世界を守る夢」
愛理と同じタイプだ。
「メイド服?」
「うん。なんかさぁ。洞窟みたいなゴツゴツした岩肌のトンネルみたいな場所で、鈴木君が美少女が数人、一緒に秘密基地に乗り込んで世界を守るって夢を見たのよ」
愛里よりタチが悪い。
「なにそれ?変な夢」
「夢って言うか。予知夢に出てくる美少女。雨宮京子よ。そして洞窟の山の名前は小湯山」
「小湯山っ」
僕は思わず声を出してしまった。
胡散臭い予知夢なんかじゃない。
紐つけが出揃ってしまった。
「心当たりがあるのね」と飯田さんは笑う。
しかも、僕はインスタントハッピーカンパニーから名刺を貰っている。
飯田さんは僕に
「インスタント・ハッピー・カンパニー研究所って各分野のユニットリーダーが所属員の制服を決めるのよ」
僕は「メイド服ってまさか、制服?」
「交通政策のリーダーは、南場智子っていう自動運転関係の技術者で、現在の所属員は全員女子、そして制服は紺のメイド服」
「僕が将来的にインスタント・ハッピー・カンパニー研究所に入ってメイド服を着るって話はマジなの?」
「たぶん。そうなると思う。アタシの予知夢は当たるから」
コンコンとドアがノックされる。
飯田さんの、お母さんが「お茶をどうぞ」と入って来た。
そして、「加奈子。そろそろ鈴木さんを露天風呂、案内してあげて」と飯田さんに言った。交代で部屋で着替えて水着の上からバスタオルを巻いた。
階段を降りて、玄関から外に出た。
いくら医者と言っても、所詮は個人宅の露天風呂。ホテルや旅館みたいな手の込んだ物では無かった。
本当に浴槽と目隠しだけ。
「子供用ビニールプールよりはマシ程度」
飯田さんと僕は、学校指定のスクール水着なので思ったほど恥ずかしくは無かった。
排水や清掃の手間を考えたレイアウトや施設はあるらしいけど商業用の物とは格差がある。
周辺の家やマンションからは丸見えになると思ったけど、近隣からは目隠しがあって見えない仕掛けになっている。
「どれくら一緒に入れば予知夢って見られるの?」と僕は聞いてみた。
「3分から5分位かな?」
「インスタントラーメンみたいだね」
「よく言われる。でも学校のプールや修学旅行の風呂で集団で入る奴は、キャパオーバーで頭が痛くなるから見学とか生理とか適当に逃げるけどね」
僕の胸を見て飯田さんは
「鈴木。それ女性化乳房だね。医者行った?」
僕は油断していた。
しかも、悩んでいた事を飯田さんは顔色一つ変えずに医者の娘らしい感じでサラリと言った。
「恥ずかしいから行ってないよ」
「おいおい。一番ダメな奴だよ」
「なんで?」
「恥ずかしいから医者に診せないってさ。もし鈴木の大事な場所に腫瘍があって、早期に診せれば完治したのに、恥ずかしいから診せないで末期癌で手遅れって話は洒落にならないよ。隠さないで誰かに相談したり、医者に行くことが長生きの秘訣だよ。ほら見せてよ」
同級生に自分の身体を診られるのは恥ずかしいけど死にたくはない。
「思春期や高齢期で一時的になる場合や、肥満体質の場合とかが一般的だよ。でも稀に治らない人もいるから検査した方が良いね。今日は、ウチのパパに相談しなよ」
僕は飯田さんに相談した。
「アタシは医師じゃないからね。パパに聞いてよ。でも安藤に知れたら大変だよ」
あのイジメをする女子。
確かに、知られたら僕もターゲットロックオンだ。
そんな会話をしながら湯船に入った。
「どう?気持ち良いでしょ」
「うん」
飯田さんは「アタシが初めて鈴木を校舎裏に呼び出した時の事を覚えてる?」と聞いてきた。
「うん」
ゾクッとした。
死亡フラグ。
「別件で鈴木。警察沙汰の事件を起こすよ」
ロクでもない未来が新たに増えた。
「なんとか救いたいけど予知は変わらないのよ。逃げても、何処かで帳尻が合って最後には実行される。緩和は出来るけど」
「いつ?」
「たぶん来週の木曜日」
「予知夢?」
飯田さんはコクンと頷いた。
「鈴木が安藤を殴る」
「なんで殴るの?僕が安藤さんを?」
「理由は解らないけど。確実に殴るね」
「それ。絶対に防げないの?」
「予知は変えられないのよ」
予知夢・当日。
木曜日
午後に体育の授業があった。
絶対に、男子と女子が重ならない水泳のプールの授業。
スケジュールがブッキングして同じ時間帯になってしまった。
男子は紺色のスパッツ風の水着。
女子は紺色のレスリングのユニフォームみたいなタイプ。
消毒槽、シャワーを浴びてプールサイドに集合している。
「男子。スケベ面で見ないでよね」
「己惚れるなよ。誰も見ねえよ」
男子と女子の罵声大会の中で僕と飯田さんは体育座りで並んで話をしていた。
クラスメート達は「なんかさぁ。鈴木と飯田。デキてねぇか?」と騒ぎ出す。
僕は、飯田さんのお父さんに診断書を書いてもらって両親や担任と相談して、体育の水泳の時は泳ぐとき以外は半袖の体操着を着て良い事になった。
安藤さん達が、僕と飯田さんが急に仲良くなったのを面白く思って居ないらしい。
安藤さん達が近づいてきた。
「鈴木。加奈ちゃん困ってるよ。勘違いして話掛けたりしてさ。身分を弁えなよ」
飯田さんは「えー。迷惑してないよ。それに身分て何?安藤さん達は上流階級のつもりなの?何様のつもり?」と睨んだ。
「ちっ」と僕と飯田さんを一瞥すると、安藤さんは僕に「飯田。彼氏いるよ!遊ばれてるだけ!ばーか」と怒鳴った。
僕は、飯田さんをみた。
飯田さんは「居ないよ」とぶんぶんと顔を横にふった。
「さてと、アタシもターゲットだな。ヤバいな」
安藤さん達は、こそこそと僕と飯田さんの動向を見ている。
そう、飯田さんの予知夢どおり、クラスメート全員の前で僕が安藤さんを殴るという伏線はできてしまった。
飯田さんは「殴る場所は教室だったよ」
学級委員が、体育教師を呼びに職員室から戻ってきた時に雷鳴と大粒の雨が降り出してきた。
学校の周囲が、雷雲があるだけで周囲は明るく晴れている。
「直ぐに雨雲は通り過ぎるから!一旦教室に待避。直ぐに再会するから水着のままで良いから教室へ移動」
男子も女子も、スクール水着のまま教室に避難した。
教室で、テルテル坊主みたいなラップタオルに包まれた女子と、半袖の体操着を羽織った男子。
そんな中でも飯田さんは水着を隠す事も無く堂々と移動して、教室の椅子に座って腕組みをして足を組んで居る。
男子達が「飯田さん、スタイル良いよなぁ」とか「安藤達にイジメられたら俺達が守ろうぜ」的な話をしている。
安藤さん達が一目置いているイケメンの学級委員長が「イジメ撲滅」と宣言した。
男子達が「安藤達みたいなイジメ女子が居るから、薬師寺を追いだす羽目になったんだ」と騒ぎ出す。
安藤さんは怒り顔だ。
飯田さんがニヤリと笑った。
「五月蠅い。弱者に人権なんかないんだよ」
安藤さんは狂気に満ちた顔をしていた。
「イジメの基本は、イジメられる側が無能で使えない奴だから集団の中から排除されるだけ。だからアタシは正義の執行者」
飯田さんの座っている方へ歩いて行く。
安藤さんが飯田さんにビンタ一発。
僕は、安藤さんと飯田さんの間に入った時に「邪魔すんじゃねぇ」と安藤さんが僕の水着を下した。
恥ずかしさと怒りから僕は安藤さんの顔面をグーで殴った。
安藤は、鼻血を流しながら泣き出した。
先生が掛けってきて僕は職員室に連れて行かれた。
飯田さんの予知は必ず実行される。
女子を殴ったことだけが職員会議で問題視された。
僕の担任の女性教師は「女子に水着を脱がされた?そんな破廉恥で気持ち悪い話はやめて」と両手で耳を塞いだ。
そして、被害者の筈の僕を軽蔑するような目で見て「そういう破廉恥な話は他ではしないで頂戴。仮に本当だとしても安藤さんの将来に関わるので絶対に口外しない事」
「殴った僕は処罰されて、安藤さんは保護される。僕と飯田さんは泣き寝入りですか」
クラスメートの衆人環視。誰もが、正当防衛を先生に言ってくれたけど、安藤さんの保護者が警察に相談してしまった。
学校に警官が来て、個別に聴取された。
警察も、この手の事案は承知していた。
事件化はしない代わりに、僕が転校する事で解決を図ろうとする担任教師。
僕が、親元を離れて佐々山町の親戚の家に行く話は、最終的には、これが原因だ。
公立の中学校なので停学とか謹慎はないけど、学校に行けない日々は続いた。
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