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⭐︎⭐︎第五話⭐︎俺がまさかの怪獣に!?⭐︎⭐︎
8月。スタパイヤの一件があってから、俺は見えてはいけないものについて細心の注意を払っていたつもりだった。
けれど、”どれが普通の人には見えないものなのか”という判別は案外難しいものだ。
「ねぇ、おにーさん。今、ドギーとバギーが見えてたよね」
これは先日、市役所で会ったマッシュルーム頭の少年である。今朝、店長に頼まれて忘れ物のお弁当を届けに行った小学校でぱんなの同級生だということを知った。
しかし、そこでも少年が二匹の犬を連れているところが見えてしまったのだ。
俺は犬が好きだ。
コッソリ犬を撫でようとしたところ(※絶対に真似しないでください)、少年が大きく驚いてーー口元を歪ませたんだ。
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