⭐︎⭐︎第三話⭐︎天使降臨⭐︎⭐︎

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* 「あれ? 紗倉ちゃん。来たの?」  街中が白い光に包まれた後、店長は、息を吐きながらやってきた魔法少女に意外そうな顔をした。 「あー、紗倉。俺のシフトかと思って間違えて入ってたみたいだわ。ごめん。代わるな」 「武内さん......!」  俺は魔法少女の分の品出しを大幅に終わらせてから交代した。フライヤーの掃除だって完璧だ。  この方法なら魔法少女の稼ぎは変わらず、店長だって人手があるから困らない。  なんたって”俺が勘違いしている”だけなんだから。  俺? 俺は問題ない。だって俺はアパートから徒歩1分のところに住んでいる。本業はカメラマン(修行中)だから自由も聞くし細々とだけど収入だってある。  魔法少女はすれ違いざまに小さな声でお礼を言ってくれた。 「武内さん、あの。ありがとうございます!」  俺は手のひらをヒラヒラとさせる。  いつも街を守ってくれるヒーローに俺ができることはこのくらいだ。
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