歌って、泣いて、キスして、

2/3
120人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
*** 「はぁーーーーーっ、歌ったぁ!」 背後から声をかけてきた、幼なじみ、 山吹颯太(やまぶきはやた)と共にカラオケに来て2時間。 私は、流行りの歌から、 ド趣味の歌までたっくさん歌った。 そして........................ 「............っ、ぅ、颯太っ、」 「っ、!?はぁ!?ちょ、いきなりなんだよ!」 「私って、恋愛向いてないのかなぁ、」 次の曲を入れる前に、 思い出したかのように溢れてくる涙。 その涙はポロポロと溢れ落ちて止まってくれない。 「いや、向いてないんじゃなくて、」 「.........っ、ぅ、うん?」 「ただ単に運がないだけだろ」 「.........ぅ、そんなハッキリ言わなくてもっ、」 昔から、颯太はめちゃくちゃモテる。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!