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女の人が帰ってから1時間。
時刻は、21時を回ったところ。
「...............で?」
「ん?」
「なにしてんの?」
包装を破って、
箱を開けると中身はお菓子だった。
そして私は、
その箱の中身を食べてる訳なんですけど.........
「見て分かんない?」
「うん。わかんねぇ」
「お菓子食べてるの」
「..................、」
帰宅した私の、幼なじみ兼彼氏の、
水戸和馬(みとかずま)はかなり不機嫌。
ちなみに、大学入学と同時に、
和馬と同棲を始めたから3年目。
小さい頃から一緒にいるし、
お互いに色々知り尽くしている関係。
「あ、和馬も食べる?
つまらないものですが、とは言われたけど」
そう言って、
箱からクッキーを取り出して差し出すと。
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