おかんがノってきた

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 壁ドン 間違い YouSAY,ハァー? 「おかん、それ韻踏んでないし」  ノリノリのおかんは僕に負けないくらい肩を揺らして、それらしい手の形にしてディスクではなく、お皿をキュキュって鳴らしてる。 *  ねぇ、ユー知ってる?ホームのローン二十五年。  誰が払うの?You、SAY。  ノンノン無理な話だYO!! * 「ってことを伝えたかっただけ。わかってても叩きたいなら叩きなさい。私がノってくるから」 「はぁ!!しねぇし」  サングラスがズレ落ちてニヤリと笑うおかんの笑顔。  どうやらおかんの作戦勝ちのようでまたイラッとする。  ドン!!  思いきり叩いても壁はへこまない。その代わりウゼェラッパーおかんが全然韻を踏んでないラップを歌いだす。 「You、SAY!!」 「やめろよ!!おかん」  こうして僕は壁ドンをやめたのだった。 おわり
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