プロローグ

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プロローグ

前書き 皆様! お疲れ様です。 私は最近、とても疲れています! 世界的にも不安定で、ニュースを見ては不安になる日々…… 大好きなアニメや漫画も皆んな必死に戦っています。 それを見て……大好きなのに……面白いのに……不安になる事もあります。 だから、私は誰も不安にならない様に 飼い猫を眺めているような! そんな、癒される様な小説を書いてみようと思いました。 主人公は、基本的には飼い猫みたい生活を送りたりと考えております。 (ギャグ小説だと思って下さい!) ですので、皆様も日向ぼっこをしている猫を眺める様な気持ちで読んで頂けたら嬉しいです! 少しでも、皆様の心の笑いや癒しになれる事を願っております。 _________________________________________ 【本編】 「ああ……きっと……私は、死んだんだね……。」 「そうですよ。 長い間、お疲れ様でした!」 そう声をかけてくる人物は、薄っすらと光っていて顔がよく見えない……。 「あなたは……?」 「神です。」 「まぁ、だと思いました。 それで、私はこれからどうなるのですか?」 「おめでとうございます! ○○さん……貴方は、とても良い人生を送り! 多くの徳を積んで来ました。 なので、来世も人間に転生する事が決まりました!」 「…………とく……人間…………?」 「ええ、貴方ほど素晴らしい人間を私は見た子事がありません。 なので、神々からの満場一致で人間に転生する事が決まったので!  来世でも、今世以上に徳を積む素晴らしい人生を歩んで下さい。期待しています!!!」 「嫌です。」 「…………聞き間違えでしょうか?」 「聞き間違えでは、ありませんよ。 私は、もう人間になど生まれ変わりたくありません!」 「何故です!!! 私は、貴方ほど素晴らしい人間を知りません。 そんな貴方だから、神々からの満場一致で また人間に転生する事が許されたのですよ。」 「それは、とても光栄な事なのですが…… 私は、もう人間には産まれ変わりたくは有りません!」 「何故ですか!? 理由を教えて下さい。」 「…………理由ですか!? 色々です。 まずは、子供の頃にさかのぼります…… 私は、皆んなの推薦で学級委員を務めました。 (やりたくは有りませんでした。) それから中学に行き、責任感があると思われ生徒会に入らされました。 (やりたくは有りませんでした。) 高校では、進学校に行きましたが…… 少しグレました。 しかし、不良の世界はよく分かりませんでした。 目が合っただけで、喧嘩になり…… 理由を聞くと、アイツがナメたから!  だとか…… ナメられた! 調子に乗ってる! など…… 理由もよく分からない世界…… (私は、グレるのを辞めました。) それから普通に就職をして、上司からは辛い仕事を押し付けられ…… 後輩からは、モラハラ、パワハラ……辛い仕事は逃げるし…… 強く言えば仕事を辞めてしまう。 それでも、家族の為に頑張りました!!! 奥さんの事は、好きでしたよ。 (でも、もう少し優しくして欲しかった! お小遣いも、もう少し増やして欲しかった。) しかも、子供も春期になると冷たくなり…… 孫が出来ると、沢山面倒を見る事になりました。 孫は可愛いですよ! でも、私だって……やっと子育てが終わってゆっくりしたかったんだ。 …………まぁ、色々言いましが楽しい人生でした。 しかし、今の世界情勢では人間に生まれ変わるのはリスクでしか有りません。 いつ戦争になるか分からない世界…… 物価高……貧困……その他、色々と! 私は、人間に生まれ変わるのは怖くて仕方ありません。 なので、人間ではなく! ネコ……しかも、平和な国の裕福な家庭の猫にでも生まれ変わらせて下さい。 それだけの徳は、積んだはずです!!!」 「…………申し訳ございません。 実は、人間にしか生まれ変われません。」 「はぁ! 何故です!!! 何故ですか!?」 「いや……実は……貴方なら、来世でも素晴らしい人生を送って頂けると思っていたので、断られるとは思っておらず…… もう、人間に生まれ変わるのは決定してしまいました。」 「……そ…………そんなぁ……………」 私は、ガックリと肩を落とした。 「…………どうにかなりませんか?」 「…………でしたら、異世界などはどうでしょうか……!?」 「…………異世界?」 「はい……人間と言うのは変える事は出来ませんが、今なら生まれ変わる世界なら変える事が出来ます。」 「……異世界……異世界ですか。 そこは、安全ですか!?」 「……安全とは言い難いですが、貴方が居た世界よりは安定しているとも言えるとは思います。」 「何か言い方が変な感じはしますが……」 「いや、でも……異世界なら貴方が望む猫みたいな生活が人間でも、おくれるかも知れませんよ。 魔法もありますから大抵の事は何とかなりますし!」 「…………魔法……この現代科学が発展した世界から魔法……何とも言えませんが…… 私は、その世界で魔法が使えるのでしょうか?」 「使えます! 使える様にします!!!」 「なら、良いのですが……出来るだけ苦労はしたくないので、何か良い魔法を授けて下さい。」 「分かりました! では、大賢者などはどうでしょうか!?」 「大賢者? それは、どの様な魔法で!?」 「分からない事を何でも教えてくれて、知恵を貸してくれる魔法になります。」 「Siri(シリ)みたいなモノですか!? ゔぅ〜ん……なんか、現代科学が無い世界にSiriは無いんじゃないかな……なんか、世界感が壊れそうな気がします。」 「そんな事は、有りませんよ。 大賢者は、なかなか定番スキルですよ!」 「そうなのですか? 他には、何か無いのですか?」 「……他には、鑑定スキルとか。」 「鑑定……鑑定とは調べれば何とかなるのでは? それだけで、やって行けるほど簡単な世界なのですか?」 「まぁ、そうですけど…… では、どの様なスキル……魔法を御所望で!」 「……そうですね。 その場に応じた魔法を その場で作れる様なスキルが良いです。」 「…………作る。ですか!? 作る……創造……創造スキル……創造魔法。」 「出来ますか?」 「出来る事は、出来るのですが…… その魔法は、とても強力で簡単には了承する事の出来ない様な魔法なのですよ。」 「そうなのですか…… では、他の魔法で良いですよ。 出来れば苦労をしたく無いと思っての提案ですから異世界で楽に暮らせれば、それだけで良いですから。 私は、世界に干渉する気は全く有りませんから。 楽しく楽に暮らせれば、それで良いです。」 「…………干渉する気は無いと……。 なら、良いでしょう! 創造魔法を与えます。」 「えっ? 良いのですか!?」 「ええ……こちらの手違いでも有りますし。 出来る限りのことは、させて頂きます!」 「……でも、途中で気が変わるかも知れませんよ。」 「それなら、それでも構いません。 貴方の好きに生きて下さい!」 「いや、なんか悪い気がします。」 「気にしないで下さい。 では、創造魔法を与えて転生させます! あとは、自分で好きな魔法を作って好きな様に暮らして下さい。」 すると、自称神様が光出すと…… 目の前が真っ白になった。 「少しばかりの私からのプレゼントです。 あとは、貴方の好きに生きて下さい……」 そんな声が聞こえた気がした。 _________________________________________ あとがき 読んで頂き! ありがとうございます。 この作品は、基本的ギャグ小説なので完結は致しません! ですので…… 途中で、少しでも面白いと思って貰えたら⭐︎⭐︎⭐︎評価&ブックマークして頂けると嬉しいです!
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