セルvsトランクス もしもセルが勝ったら…

3/3
前へ
/3ページ
次へ
爆風が晴れるとそこには大の字になって横たわるトランクスがいた。 スーパーサイヤ人も解け、戦闘服も破れ鍛え抜かれた肉体を顕にしているトランクスはもはや虫の息だ。 セル「もう終わりか…つまらん奴め。」 セルは地面に降り立つとトランクスに向かって歩き出した。 そしてトランクスの元に辿り着くと尻尾を伸ばし、それをトランクスの太い首に巻き付けて宙吊りにすると締め上げ始めた。 トランクス「がっ!?ごっ…!?」 首を締め上げられトランクスはもがき始めるが先程の戦いで体力の殆どを失ったトランクスにはどうすることも出来なかった。 筋肉の盛り上がった逞しい四肢は苦しさに震えることしか出来ない。 それでもトランクスは残っている力の全てを使って首の拘束を解こうと抵抗を試みる。 トランクス「ぐっ…おおぉっ…」 セル「ほほぅまだ抵抗するだけの力はあるか…だが無駄なことよ…」 セルは締め上げる力を強め出した。 その結果…トランクスの首から鈍い音が鳴った。 トランクス「おぐっ!?………」 それと同時にトランクスは尻尾から手を放し、力無くぶら下げる。 今の鈍い音はトランクスの首の骨が折れた音だったのだ。 セル「私としたことが…力を入れ過ぎたらしい。」 そう嘯きながらセルはトランクスを見る。 白目を剥き、力無く開いた口からは唾液を溢し端正な顔が台無しの有り様である。 しばらくするとトランクスの痙攣が止まり、気も完全に消えてしまった。 セルはただの肉塊と化したトランクスを上空に放り投げると、特大の気功波を撃ち込んだ。 トランクスの死体は気功波に呑まれると音もなく消えてしまうのだった。 セル「あの世で仲間たちと仲良くするといい…ではタイムマシンを頂いて過去に行くとするか…」 セルは西の都へ飛び去っていくのであった。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加