20人が本棚に入れています
本棚に追加
/119ページ
キョーヤさんの目の前にも、私と同じ物が置かれ、再び始まったランチ。
やっぱりキョーヤさんは、サナさんの事が好きだと思う。
嬉しそうに食べてるし、なによりサナさんに対しては、口調が違う。
~ねぇ、とか、旨い、とか言わない。
「サナちゃん、家開けて大丈夫なの?」
「うん、今日は旦那さまも上の子達も、家にいるからね。逆に”ママは何もしないで”って」
「そんな事言うのは、リナちゃん?」
「そうそう、パパとマコトと一緒に、赤ちゃんの世話したくて堪んないのっ」
「すっかり、お姉ちゃんだ」
それまで穏やかだった、サナさんの表情が変わり。
少しニヤリと笑い。
最初のコメントを投稿しよう!