きっと素敵な非凡生活

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はい問題、俺は今どこにいるでしょう!前の話を読んでくれた人ならわかるかな。わかるよね。 さーて、答えは〜?生徒会室の中にある仮眠室のベッドの下でした〜!何故かって?よーし、回想いっくぞ〜! ・・・・・・・ 「では今から、いくつかの質問をさせていただきますね」 「ハイ…」 にっこり笑った副会長、顔色が青からレインボーに変わった俺。ゲーミング紘斗(ひろと)か、悪くない。 それにしても、金かかってるな。上を見たら金のシャンデリアがついた赤い天井、下を見たら金の刺繍?が入った赤いカーペット。なのに壁は真っ青な薔薇模様。うーん、センスがない。一周逆回りしたらセンスが良いかもしれない。もしくは俺のセンスが無いだけだったり。それは悲しいからなしにしよう。 「何故、あんなところに居たのですか?」 「き、気がついたら?とか…」 誤魔化せない選手権、堂々の1位を取ったのは天見(あまみ)紘斗(ひろと)です。幼き頃から素直に生きてきました。あの名誉紳士にも、正直者だと言われました。 「あのようなことを言った理由は?」 「ちょっとしたおふざけかなぁ…」 ずっとにっこりしている副会長に恐怖を覚える。最初からにっこりしてたから、あまり変わらない。 「今、僕に尋問されてどのような気分ですか?」 「あまり!よろしくない!です!」 知ってるかい?副会長。尋問っていうのはな、問いただすということなんだぜ…。だからなんなんだ、って言ったらお前は空気の読めない人間に成り下がります。 馬鹿みたいじゃなくて、正真正銘の馬鹿だった俺は、頭だけでなく、口も馬鹿になっていた。 「貴方はランキング1位ですか?」 「そりゃ、もちもちロンロンもちのすけっすよ!今日も素晴らしい顔でして…、いった!?!!」 時が止まった。 俺はまず、落とした伊達眼鏡を拾って、副会長が何を言ったのか振り返った。副会長は、石膏像のように固まった。 素晴らしい顔だぁ!とカッコつけたら、伊達眼鏡に耳を持っていかれた。馬鹿みたいなことした。今からでも、こんな馬鹿なことを話せて入れる保険があるかな。 ああ、世界ってこんなにも輝いていたんだ。あれ、おかしいな、汗で涙が感じられない。それにしても、汗って暑くなくても出るものだったっけ…。(※冷や汗) とりあえず、副会長の封印が解ける前に、どっか逃げる? 馬鹿な判断しかできないが、決断は早い男。 行動に移そうとしたそのとき、廊下から複数の話し声が聞こえてきた。 副会長は封印を破り、数あるうちのひとつの扉を開け、俺をその部屋に押し込んだ。そして、ベッドの下に隠れろ、と言った。そして俺は、副会長の言う通りに、ベッドの下に潜り込んだ。 ・・・・・・・ というわけだ。俺は生徒会室から副会長以外の人間が消えるまで、寮に帰ってのんびりすることができないのだ。 ちなみに今は、眠気と戦闘中。 暗いし、カーペットがふっかふっかしてるから…。
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