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二人きりになると、改めて小雪はすみれと向かい合う。
「すみれちゃん、今日もよろしくお願いします。じゃあ、靴を脱いで荷物を棚にしまいましょうか」
「はい!」
すみれは元気良く返事をしてから、靴を脱いで靴箱に入れ、絨毯に上がると背負っていたリュックをいつもの棚にしまった。
「はい、良く出来ました!次は何をするのかな?」
「うがい、てあらい!そのあとは、シール!」
「うふふ、そうね。今日は何のシールがいいかなー?」
すっかりいつもの手順を覚えたすみれは、うがいと手洗いを済ませると、小さな丸いテーブルの前に正座する。
小雪は、すみれの名前が書かれた、可愛いイラストの出席ノートを置いた。
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