僕の股間の伸び~るスティック

10/14
前へ
/14ページ
次へ
 次の日学校に行くと、僕の顔を見て竹ちゃんが 「ちんこマン」  と小声でつぶやいてきた。  その日以降も、僕の顔を見るたび『ちんこマン』と小声でつぶやくのみで、それ以外は特に何もなかった。  少しは殴ってみるとか、早起きして上履きを隠してみるとか努力をしないのか。いじめるのがあまりにも下手すぎる。まぁ、彼一人だからだろう。ゲーセンの五人が同中(おなちゅう:同じ中学校に通っているという意味)でなくてよかった。  というわけで、僕はたった一人の友達をなくした。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加