(三)

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 体育会系で体付きのがっしりした体付きの有井だったが、あり得ないところに存在している赤ん坊と、さらにその首が胴体と切り離される所を見て、悲鳴を上げずにはいられなかった。 「安心しろ、人形だ、人形」  そう言われて、何匹かのはえがたかるそれをよく見てみた。そうしてようやくそれが確かに人形であることを認識することができた。 「心臓がひっくり返るかと思いましたよ」 「なんだ、お前、意外と臆病なんだな」  そう言って藤並は笑いながら、キッチンの方へと戻って行った。 (続く)
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