円香の師匠

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ナリ坊は目を輝かせながら円香に聞いた。 「じゃあじゃあ、私は勇者になれる素質充分だって事??」 「………ま、まあ…うん…」 円香は答えに迷う。そんな時そんな時ゲンジャが助け舟を出した。 「勿論だよ。なんてたって君は選ばれし勇者なのだから!」と。 「私が勇者かぁ……」 ナリ坊は感動にひたる。 そしてそしてゲンジャが言った。 「あ、もうすぐ講師の人が来るそうだよ」 ナリ坊は聞いた。 「講師の人?」と。 そしてそして円香は答える。 「ゲンジャさんの師匠にあたる人よ。私達を救ってくれた凄い人よ」と。 「そっかあどんな人なんだろう?」 ナリ坊はワクワクする。 そしてそして「椅子に座ろう」とゲンジャが誘いそれぞれが座った。 会場に来ていた人達は全員前の台に注目。 やがてゲンジャの師匠にあたる「講師」が姿を現した。
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