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中はそれぞれお洒落した人が沢山いる。
そしてそして美味しそうな料理もいっぱいある。
「うわぁ美味しそう美味しそう食べて良い?」
「良いよ良いよ」
花より団子なナリ坊は凄い勢いでお肉にかぶりつく。
円香は苦笑いしながらそれを見る。
お行儀が悪いくらいで食べかすとかが床にぶち撒かれているがナリ坊はおかまいなし。
「凄い食べっぷりなんだね…」
「そうなの♪それでそれでみんな褒めてくれるんだ食べっぷりが良いねって♪」
「そうなんだ…」
(それ褒めてないよ…)と円香が思っていると「お待たせー」と青年が円香達に話しかけてきた。
「あ、ゲンジャさんこの人はナリ坊。ナリ坊紹介するねこの人が私の師匠の刀渕ゲンジャ」
「あ、ナリス・ナンコテッタです」
ナリ坊が挨拶した。
「ナリスちゃんか中々可愛いね流石円香ちゃんが連れてきただけの事はある」
「か、可愛いだなんてそんな…♪」
ナリ坊は頬をぽおっと染めて照れる。
「そうともとっても可愛いよそしてそしてWNIのレギュラーに今にでもなりそうだよ何故ならないんだい?」
「私もそれ思ってたんですよーでもでも人気はフットや明日香に取られるしチイチイ弟は私をブスだなんて言って全然褒めてくれないし」
ナリ坊は愚痴る。
「そんな人を見る目の無い人達とは早く縁を切った方が良いよ君は実は優れたポテンシャルの持ち主だそうじゃなかったらここには来ていない!」
とゲンジャ。
「え?」ナリ坊は目を輝かせる。
「そうだよここは選ばれた人にしか来れないの。ラッキーな事に貴女は選ばれた人なのよ!」
続けて円香が言う。
選ばれた人選ばれた人選ばれた人……。
ナリ坊の脳内にエコーが響くくらい気持ちが舞い上がる。
そしてそしてナリ坊の背中には翼が生え満面の笑みを浮かべながら空を舞う。
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