永遠に生きる

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「そして永遠に生きて、僕とその友人を覚えていてよ。 お願いだ」 縋るように彼が俺を見る。 愛する彼に懇願され、断るなんてできなくなった。 「わかった」 食器を手に取り、スプーンを握る。 俺は友人だったものの肉を食べた。 それは酷く、苦かった。 【終】
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