鳥のいる店
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僕は引越しをしたことが無い。 町の中華料理店の二代目。 小さい頃の夢は サッカー選手だったんだけど、 才能がまるでなかった。 挫折した僕。 代わりにあったのは 中華料理の才能。 「これ作ったの、 親父さんじゃなくて、あんただろ。 腕上げたね!」 な―んて言われると、とても嬉しい。 僕はこの素敵な店を継いで、 一生ここで鍋をふるおう。 幸福の青い鳥は、 最初からここにいたんだ。
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