第三話:警視庁の懸賞金の謎

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日本橋に着くと、 「手配書の絵葉書は、ありますか」 とひゐろはたずねた。 すると手配書の絵葉書を見せてくれるものの、斎藤の手配書の絵葉書を出してくれるところなどなかった。相変わらず、真相は闇の中であった。 自宅に帰ると、 「……ごめんください」 という声が玄関から聞こえた。扉を開けると、そこには花代が立っていた。 「ちょっといい?」 「もちろんです。どうぞお上がりください」 とひゐろは伝えた。 「……斎藤さんのことがわかったわ」
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