千二百デニールの壁
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妹は真っ青な顔で私を見ると、叫び声を上げた。 「ねーちゃんが……アナコンダに喰われたぁぁぁ!!」 それからは彼女は猛ダッシュで部屋から飛び出た。数秒で姉を見捨てた妹は、ドアを閉めるのを忘れていった。 私は必死に誤解を解こうと必死に叫んだ。 しかし厚さ千二百デニールの壁に阻まれてしまい、その声は届かない。
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