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信長は少しの間そのままお濃のぬくもりを感じていたが、お濃の白檀の香りをかぐうちに、さきほどの長い口づけで着火した気持ちをもう抑えられなくなり、
たまらず信長はお濃を見つめ「そなたが欲しい・・・良いか?」と尋ねた。
お濃が黙ってうなずいた途端信長は
「お濃・・・」と囁きながら、再び激しくお濃の唇をむさぼり始めた。
「あぁ・・殿・・・・・」お濃も抵抗せずに信長を受け入れた。気持ちが着火したのはお濃も同じだったのだ。
信長の唇は次第にお濃の首に移動し、愛撫の雨をふらせた後、信長はついに瞬く間に着物をぬがせて夢に見たお濃の綺麗な体を目の当たりにした。
「殿・・・あまり見ないでください・・・恥ずかしい・・・。」胸を手で隠そうとしたが信長はその手をつかんだ。
「俺がどれほどそなたの肌に触れ、抱きしめたかったか、そなたに教えてやろう」
そういうと信長は飢えた狼のようにお濃の柔らかい乳房に顔を押し付け、もてあそんだ。お濃はもう頭がぼーっとして思考停止になりそうだった。
信長の執拗な愛撫は続き、ややあって二人は初めて一つになった。お濃は初めての痛みにひたすら耐え続けていたが、信長は腰を動かすのをしばらくやめなかった。
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信長はお濃に腕枕をして、お濃の額に口づけを落とした。
「大事ないか?」
「はい。大事ございません。まだ体が思うように動きませぬが・・・」お濃ははにかみながら答えた。
「やっぱり私達は普通ではないですね・・・初めて結ばれた場所が城の中ではなく小屋だなんて・・・。」
「ウツケとマムシの娘だから、まともではないだろう。」信長は微笑みながらお濃の髪や頬を優しく撫でながら答えた。信長は自分のものにしたくてたまらなかったお濃をようやく自分のものにできた満足感に浸っていた。
お濃もうっとりした表情で信長を見つめていた。
(殿のお体は何て鍛えられたお体なのだろう。このお方によりかかれるとは、何とたくましい・・・)激しさと逞しさを兼ね備えた男性らしい信長の魅力にひきこまれずにはいられなかった。
(お濃の肌は何と白く、柔らかいのであろう・・・このまま離したくない・・!)
「お濃・・またそなたが欲しい・・・。」信長が色っぽい熱い眼差しで言った囁きにお濃は無言でうなずいた。その夜二人は小屋の中で、何度も体を重ね合った。
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