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【濃姫~華麗なる蝶~】 (主な登場人物紹介)
濃姫(お濃)〔美濃時代は帰蝶〕(主人公)
美濃の大名、斎藤道三の愛娘で織田信長の正室かつ最愛の寵姫。
美濃一番の器量と謳われるほど絶世の美女で、すぐれた才智を併せ持つ才色兼備の明るくて心優しい、少々勝ち気だが正義感が強く、天真爛漫で自由な発想を持つ周囲をたちまち虜にする不思議な魅力を持った姫君。
道三と小見の方の愛情を一身に受けて、愛情あふれる、自立心旺盛な女性に成長した。
初恋相手の明智光秀を心に秘めつつ政略結婚で信長に嫁ぎ、最初は信長を警戒しつつも、信長の真の器や心の奥の孤独や優しさに触れていくにつれ、次第に彼を愛し、支えていくようになっていく。
織田信長
濃姫の夫で運命の男性。天賦の才能と天下人の器を持つ戦国の麒麟児。正室の濃姫を心から愛している。尾張の大名、織田信秀の息子かつ後継者。ウツケと呼ばれ仲間達と毎日野山を駆けまわり型破りな行動ばかりしている為、父の信秀や守役の平手政秀らをも困惑させているが、周囲の声を一切気にせず、自らの真の意図を隠し、信念を貫き行動している。実母の土田御前は自分の手元で育てた弟の信行ばかり溺愛して、信行に信秀の跡を継がせようと画策している為、信長は母の愛を十分に受けられず孤独に育ったが、濃姫との出逢いをきっかけに真の愛に目覚め、やがて、妻の濃姫と共に様々な困難を乗り越えて、己の才覚と合理的判断で天下人への道へと歩んでいく。
【美濃斎藤家・明智家】
明智十兵衛光秀
濃姫のいとこで初恋の人。いとこ同士の関係から、幼き頃から帰蝶と一緒に遊んだり多くの時間を共に過ごすうちに帰蝶に思いを寄せるようになり、必ず彼女の夫になると決意していた。ようやく思いが結実したのもつかの間、道三の命令で帰蝶が信長に嫁がされ長年の夢が打ち砕かれた為「将来信長から必ず帰蝶様を取り返す」と心に誓う。
その後明智家の命令で妻木家から煕子を娶り、仲睦まじい夫婦となったが、心の奥底で終生帰蝶への思いを断ち切ることができず、それが複雑な事情と絡み合い、後の悲劇につながることになってしまう。
斎藤道三
濃姫の父で美濃の「マムシの道三」と恐れられた梟雄。名もない境遇から僧侶、油商人を経て主君の土岐氏を追放して、ついに戦国大名にまで成り上がった人物。自分の子供達をも徹底的に政治利用する冷徹な人物として恐れられていたが、自分の資質を色濃く受け継いでいる濃姫だけは溺愛し、信長に嫁がせた後も有事が発生した後は必ず助けるよう密命を出している。ウツケと評判の信長を密かに討つことも考え富田で会見した際、婿の信長の優れた器量を見抜いて自らの後継者となるものと確信し、以降信長へ惜しみない援助を続け、信長からも「マムシの親父どの」として慕われるようになるが、それに不満を持った息子の義龍に長良川の戦いで討たれてしまう。
斎藤義龍
濃姫の異母兄。母は深芳野。道三からは後継者として教育されていたが、
道三からは次第に「暗愚」と評され、母深芳野と同じ嫉妬深く、情の薄い冷たい性格とあいまって嫌われ、道三は次第に正室小見の方との間の孫四郎や喜平次を寵愛するようになり、ついには義龍を廃嫡して孫四郎を嫡子にしようと画策し始めた為関係は悪化し、怨恨で小見の方と孫四郎・喜平次を殺し、ついには長良川で父道三を討つに至った。道三亡き後は今まで見えなかった優秀な能力を発揮し、長年にわたって信長を圧迫し手こずらせ続けたが、卒中で33才であっけない最期をとげた。
斎藤利治(新五郎)
濃姫の同母末弟。長良川の戦いで父道三が兄義龍に討たれる直前、常在寺へ預けていた利治に、婿の信長と姉の濃姫のもとに逃げるようにと伝え、命からがら尾張の二人のもとにたどり着いた。その後は数々の戦功をあげて信長から働きを認められ、信忠付きの家臣として生涯信長と濃姫、信忠のために尽くした。
小見の方
濃姫の母で道三の3番目の妻で正室。東美濃名家の明智光継の娘として産まれ、明智家の明敏な血を受け継ぐ賢さと美濃一番と言われた美しさと慈悲深さを併せもつ賢婦。那々姫と言われていた幼き頃より顔見知りの道三に見初められ正室となり、濃姫の他に孫四郎、喜平次、新五郎(のちの斎藤利治)を産む。小見の方は道三の最初の妻お万阿の存在を認めて彼女と交流を深め、数多くの側室達がいる奥を上手く取り仕切り、生涯陰ながら道三を支え尽くした為、道三からも終生大切に愛された。濃姫が尾張に嫁いでからは日々姫の安寧だけを祈っていた。小見の方の生き方は濃姫の手本となり、濃姫の人生に大きな影響を与えた。
各務野
濃姫が産まれた時から生涯にわたり仕えた才知に優れ、武術や医術の心得まで持っている優秀な腰元であり忠臣。濃姫を命がけで守り支え続ける姉のような存在。道三からの命により幼き頃より武術・学問・医術など徹底的に学び、美濃や尾張で諜報活動も行うなど美濃の為に人生を捧げていたが、濃姫と共に信長の才覚を認めてからは濃姫の命もあり道三へ尾張の大事な情報は伝えるのを控え、更に道三亡き後は完全に美濃とは縁を切り、織田家の腰元として力を尽くした。
深芳野
道三の2番目の妻で側室。初め美濃守護・土岐頼芸の愛妾であったが、斎藤道三に下贈され、道三の側室となり、その後斎藤義龍を産む。頼芸の愛妾だった自分に政略的に近づいてきたとうすうす感じながらも道三に惹かれてしまい、愛に苦しむようになっていく。道三の側室になった後、嫉妬深く独占欲の強い性格から次第に疎まれ、更に小見の方に道三の寵愛が移り、自ら願ってもなれなかった正室の座に小見の方が就いたことから自分の人生を嘆き、稲葉山城を出て出家した。時折訪ねてくる息子義龍に道三と小見の方への恨み節と「父は道三ではなく土岐頼芸だ」と吹き込み、義龍の憎悪をかきたて、道三と小見の方への復讐を秘かに狙っていた。
お万阿
道三の最初の妻で美しく聡明な女性。京都の東洞院二条にある油問屋・奈良屋の若後家。
原料である荏胡麻輸送の荷頭を頼んだ松波庄九郎に惚れ込み、その聡明さからほどなく道三の野心に気づくものの、かえってそのあくの強さに惹かれて身も世もなく恋い焦がれるようになり、ついに婿に迎えてその奈良屋、後の山崎屋の身代を庄九郎に渡した。天下取りの野望のため国主になりたいと庄九郎が奈良屋を去り美濃へ行った後も、庄九郎こと道三を物心両面で支えていき、正室の小見の方とも友好関係を築き、その生涯を通じて、最後まで道三の精神的な支えとなった。道三も折にふれて帰京する度にお万阿に律儀に接し、最も尊敬する妻として敬った。道三の死後は彼の意思を継ぎ、信長と濃姫を物心両面で支えていくようになる。
明智煕子
妻木家の娘で明智光秀の糟糠の妻。幼き頃に光秀に会った時から秘かに光秀への恋心を抱き、将来は光秀の妻になることを夢見ていた。明智家から光秀と煕子の縁談があり飛び上がるほど喜んでいたが、嫁ぐ直前、突然疱瘡になり顔にあばたが残り、泣く泣く妹を代わりに明智家に遣わしたが、光秀の意思で妹は帰され、煕子は無事に光秀と婚儀をあげることができた。光秀との間には3男4女をもうけ、周囲の評判になるほど仲睦まじい夫婦となったが、光秀が心の奥で濃姫の事が忘れられていない事に気づいてからは人知れず濃姫への嫉妬心に苦しめられるようになっていく。
明智玉子(のちの細川ガラシャ)
光秀の三女で、いとこの濃姫の血筋を一番色濃く受け継いだ絶世の美女。美しさだけではなく勝ち気で賢い才色兼備のところまでも濃姫に似ていた為、父光秀は玉子を溺愛し、信長や濃姫にも気に入られ、目をかけられている。
ただ普段優しい母煕子が時折突然自分に冷たく当たるのが腑に落ちず、その理由に気づいてからは大好きだった光秀や世の男性に対して少しずつ不信感を持つようになり、それが後の細川忠興との結婚生活においても微妙な影を落とすことになる。
【尾張織田家】
織田信秀
信長の父で「尾張の虎」と呼ばれた智勇に優れた武将。下級武士の家臣から手腕を発揮し策略と経済基盤の拡大によって主家をしのぐ勢力となり尾張半分を収め、尾張を代表する武将にまでに台頭した。周囲からウツケと呼ばれていた息子信長に手を焼きながらもその深慮を見抜き、能力を認め続け、大多数の家臣からの再三の家督を息子で信長の同母弟である信行に譲るように迫られても頑として首を縦に振らなかった。信長も自分を認め信頼してくれている父信秀の事を慕い、秘かに心のよりどころとしていた。
土田御前(報春院)
信長の生母で信秀の正室。元々賢い女性であったが初めて産んだ信長は武家の慣例として嫡子として産んだ後すぐ乳母に引き渡され手元で育てることができず、しかも癇癪もちで悪戯が多く町の若者と戯れる毎日を過ごす信長を愛せず疎ましく思うようになり、代わりに手元で育てた勘十郎信行を溺愛して盲目になってしまった。信長やお濃に対して厳しく冷たく接していたが、お市の取りなしで少しずつ気持ちが軟化し、更にお市を小谷城から救い出してからは心からの許しを請いて、信長やお濃と心穏やかに交流できるようになった。
織田信行(勘十郎)
信長の同母弟。信長と異なり、幼き頃より母土田御前の手元で育てられ、従順で慎み深く行儀良く振る舞うことから母からの愛情を一身に受けて成長した。ただし父信秀は信行には大将の器がないことを見抜き、破天荒な兄信長のことばかり気にかけていることを感じ、また母や周りからのおだてに流され、道三の娘濃姫までも賜ったこともあり、信長への嫉妬と敵意が次第に増していくようになる。稲生の戦いで信長に敗れ、その後土田御前の取りなしで一度許されるも再度謀反を画策した為、信長の命で殺された。
お市
信長と同母の妹で戦国一の絶世の美女。義理の姉である濃姫に幼き頃より懐き、心から慕い、尊敬している。お互い辛い状況の時には励まし合い、時には濃姫から命をかけて信長に諫言してまで助けられるなど、濃姫とは深い姉妹の絆で結ばれている。政略結婚で浅井長政に嫁いだが夫婦仲はとても良く、二人の間に3女をもうけたが、浅井家と織田家が対立するようになると両家の狭間で苦しみ、やがて悲劇的な生涯を送ることになる。
平手政秀
織田信秀の家臣で、信秀が信長に那古野城を与えた時、過労として信長の守役となった。「尾張の知恵者」として周辺諸国からも恐れられるほどの人物で教養もあり、風流人としても知られていた。信長のことを実の息子以上に厳しく諫言しつつも愛情をかけて接し、信長も政秀に甘え反発しながらも心の中では一番大切な存在として慕い、心のよりどころとしていた。濃姫に対しても最初はマムシの娘として警戒していたが次第に認めるようになり温かく見守り支えてくれた恩人。
織田信忠(幼名:奇妙丸)
信長とお勝との間の子で、お勝の方の死後に正室濃姫の養子となってから織田家の嫡男および信長の後継者として周囲に認知されるようになる。濃姫から実の子以上に愛情をこめて大切に育てられた為、血のつながりを超えた真の親子として深い絆で結ばれるようになり、濃姫を自らの唯一の母親と慕い、常に濃姫の心の支えとなっていく。
織田勝長(幼名:坊丸)
信長と濃姫との間の唯一無事に産まれた子。織田家の後継者争いに発展することを恐れ、濃姫が内密に出産し、その後すぐお峰に引き渡して側室お峰の方の子として育てさせる。濃姫が実母だとは知らずに立派な武将に成長するが、長きにわたり武田の人質として苦難の生活を強いられる。
徳姫
信長とお類との間に生まれた長女。お類の出家後は弟の信雄と共に城にとどまり、乳母に育てられる。4歳の時徳川家康の嫡男松平信康の許嫁となり8歳の時輿入れする。
4歳で信康の許嫁となった時に信長は濃姫の養女とし躾をさせるが、奇妙丸とは違い、従順なれど養母の濃姫に心を開くことはなかった。母お類の方に似て嫉妬深く浅はかだったため、その行動が後に災いし、夫を失うことになってしまう。
前田利家(犬千代)
信長の親友で、忠実な臣下であり仲間。濃姫にほのかな憧れの気持ちを抱いている。後先考えず冷静さを失い突発的に行動してしまうところがあるが、情に厚く、信長やお濃の為に命をかけて守ろうという気概を持っている。常に信長と濃姫の仲を取り持ち、二人にとって良き相談相手であり頼れる仲間。
池田恒興(勝三郎)
信長の親友で、忠実な臣下であり仲間。信長の乳母の子で乳兄弟として育ち、利家・長秀と共に生涯信長に誠心誠意仕えた。頭脳明晰で信長の頭脳と言われ、戦の戦略面の大きな役割を担っている。
丹羽長秀(万千代)
信長の親友で、忠実な臣下であり仲間。利家・勝三郎と違い、信長本拠地に近いところに所領を賜り、常にそばで支え続ける。冷静沈着だが心の奥底では熱い心を持っており、信長とお濃の夫婦の危機の時にはなんとか二人の仲を取り持とうと利家と恒興に連絡し協力を仰いで奔走するなど、常に信長の本心をくみ取り信長の為に行動している。
木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)
信長の新参の家臣で、利家の友。風貌から「さる」とあだ名がつけられている。草履とりなど雑用係から徐々に活躍を認められ武将に出世する。その後更に働きを認められ、ついには能力を高く評価され大名となり、家臣団の中でも1,2を争う重臣となる。明智光秀を常にライバル視している。
お菊
濃姫付きの腰元でお勝の妹。姉のお勝のもとを訪れる為城に上がり、濃姫に初めて会ってから魅了され、濃姫付きの腰元になる事を熱望していた。お勝の生前は濃姫の命で姉と奇妙丸の世話をしていたが、お勝の方の死後は念願の濃姫付きの腰元になり、命をかけてお濃と奇妙丸に尽くした。お濃にとっても大事な妹のような存在で、常にそばに寄り添い、各務野と共に濃姫から絶大な信頼を受けていた。
お勝の方
お菊の姉。信長の密命で輿入れした濃姫付きの腰元となるが、心から濃姫を慕い、尊敬している。後に信長の側室お勝の方となり、織田家の嫡男奇妙丸を産む。その後同じ腰元だった琴乃に殺され、息を引き取る前に濃姫に奇妙丸を託す。
お類の方
信長の側室で実家は生駒家。信長の長女徳姫と次男信雄を産む。幼き頃より交流のあった信長を長年思い続けていたが、父生駒家宗の命令で一族の土田弥平次に嫁がされ思いは叶わず、弥平次との間に子をなすも美濃との戦いで夫は戦死し、実家の生駒家に戻る。正室の濃姫に子が産まれなかった為、道三の死後、尾張での生駒家の重要性から3人側室があげられる中の一人に選ばれた。念願叶って信長の側室になれたものの、信長が心から愛しているのが美濃出身の濃姫のみだと気づき、前夫が美濃兵に殺された事も相まって、
濃姫への激しい嫉妬心と憎悪を内に秘め、琴乃とあることを企む。
深雪の方
信長の側室で実家は坂氏。信長の三男信孝を産む。おとなしくて慎ましやかな女性。信長の側室になり濃姫と交流してからその人柄に魅せられ、慕うようになった。
控えめながらもさりげなく濃姫を支えていく。
お峰の方
街で濃姫に助けられ、その後お濃に忠誠を誓い、各務野付きの配下となる。訳あって二度と子の産めない体になっているが、秘密を守れる信頼できる忠臣として信長と濃姫から坊丸の養育を託され、信長の側室お峰の方、坊丸の母として坊丸を命がけで守っていく。
雪乃
お市の腰元で、お濃からも信頼されている忠臣。特にお市が浅井家に嫁いでからはお市の心のよりどころになる。浅井長政が信長に反旗を翻した時、お濃に織田家に危機を伝えようとしたところ小谷城の廊下で長政の父久政に見つかり、殺されてしまう。
お松
利家の正室。利家との大勢の子を成し、生涯大切にされる賢婦。幼き頃から非常に賢く、お濃からも見込まれ可愛がられた。その恩や利家の危機の時命をかけて助けてくれたお濃からの恩を生涯忘れず、生涯利家と共に信長とお濃の為に力を尽くした。
ねね
秀吉の正室でお松の親友。望んでも秀吉との子を成すことができず、また秀吉が浮気に走り苦しむ心をお濃に相談したところ、親身に相談にのってくれた同じ境遇でも乗り越えてきたお濃を信頼し、お濃の姿から正室の心がまえとありかたを見本とした。それがのちに秀吉が天下と取った時、子がいなくても正室としての地位を盤石とすることにつながった。
【その他】
竹千代(のちの徳川家康)
幼き頃、今川と織田との人質交換で尾張に来た時に信長やお濃と出逢い、二人に可愛がってもらった恩を忘れず、桶狭間で今川義元が討たれた後、信長と同盟を結んだ。しかし後年息子信康の嫁徳姫からの手紙を信長が受け取ってしまったことにより大変な事態が発生し、信長との絆に亀裂が入ってしまうことになる。
浅井長政
近江の大名でお市の夫。お市を心から愛し大切に接したので政略結婚ながら大変仲の良い夫婦となった。信長と会い、考えに感銘を受けて、また信長からもその能力と人柄および時代を見る目を高く評価され同盟を継続するつもりだったが、織田の朝倉攻めの時、昔の恩義と織田家嫌いにより父の久政やその家臣達が織田を裏切り朝倉につくように懇願し、父久政が切腹すると脅したため親思いの長政は泣く泣く織田家を裏切ることを決断、以後信長と戦うこととなった。信頼していた妹婿の裏切りにより信長と濃姫に暗い影を落とすことになった。
松姫
信忠の許嫁。日々の手紙のやりとりと数回直接会って気持ちを確かめた事で信忠を運命の人と確信し、織田と武田の同盟破棄よって婚約破棄担った後も生涯変わらず信忠を想い続けた。
伊藤屋お百合
お峰を助けたことがきっかけで濃姫と親しく交流を持つようになった伊藤屋の女将。信長と濃姫を経済面と情報面から支え続けた。
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