不協和音

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 目を覚まし、空を見上げると、毛むくじゃらな人面の太陽が昇っていた。  虚ろな両眼は――憐れんでいるのか、嘲っているのか、それとも助けを乞うているのか――地上を見下ろしていた。  言うまでもなく、人々はこの理解不能な異変に戦慄し、大パニックを引き起こしていた。  一体何が原因でこのようなことに……。考えられるとすれば、あのにあるかもしれない。  
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