ゴースト&トゥルーエンド

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「こんにちはあ!」  聞き覚えのある声に耳を疑いながら振り向くと、一週間前に成仏したはずのユウタ君がそこにいた。テーブルの上に正座して、俺に笑顔を向けている。  俺は用意していたカップ麺の袋を取り落とした。 「え、なんで」 「酒木さんの描く漫画を読みたくなって、また幽霊として戻って来ちゃいました!」 「マジか」  思わず、ぷっと吹き出す。本当に……いい友人だ。 「それじゃあ今描いてる漫画のネームでも見てくれよ」 「喜んで!」  こうして、俺の新生活が始まった。幽霊の友人との、心踊る毎日が。
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