0人が本棚に入れています
本棚に追加
「将軍様、発射準備ができました」
「うむ。早速、カウントダウンを始めようか」
「はい! 三、二、一、発射!」
カウントダウンが終わると同時に、発射係はボタンを押した。すると、モニターに新型が炎を噴射し、上空に昇っていく様子が映し出された。
「いつ見てもいいものだ」
私はそう独り言ちた。
発射実験ついては、今回も、表向きは人工衛星の打ち上げということにしておく。
もっとも、それは嘘で、実際にはミサイルの打ち上げだがな。
周辺国もそのことはわかっているらしく、特にJ国は発射するたびに抗議してくる。はっきり言って、鬱陶しい奴らだ。
おそらく、今回も抗議してくるだろう。
だが、そんな奴らの言うことに聞く耳を持つつもりはない。
最初のコメントを投稿しよう!