新型よ! どんどん飛べ!

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「将軍様、発射準備ができました」 「うむ。早速、カウントダウンを始めようか」 「はい! 三、二、一、発射!」  カウントダウンが終わると同時に、発射係はボタンを押した。すると、モニターに新型が炎を噴射し、上空に昇っていく様子が映し出された。 「いつ見てもいいものだ」  私はそう独り言ちた。  発射実験ついては、今回も、表向きは人工衛星の打ち上げということにしておく。  もっとも、それは嘘で、実際にはミサイルの打ち上げだがな。  周辺国もそのことはわかっているらしく、特にJ国は発射するたびに抗議してくる。はっきり言って、鬱陶しい奴らだ。  おそらく、今回も抗議してくるだろう。  だが、そんな奴らの言うことに聞く耳を持つつもりはない。
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