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SIDE✖SIDE「対話」
女が、目を覚まし、周りを見渡すと、公園には、一人ひとりの姿も見当たらなかった。
「私、そんなに眠っていたのかしら?」
女は、慌てて、携帯を開いて、時間を確認する。
「えっ‥30分も経っていないじゃない‥」
女は、拍子抜けしたように呟いた。
しかし、周りの雰囲気が、明らかに変わっている。
(あなたの話をしましょうか‥)
どこからともなく、声が聞こえてくる。
その声は、透き通ったキレイな声、それでいて、ゾッとしそうな冷たい声をしていた。
‥その瞬間、女の眼の前の景色は、一瞬にして、その色は、セピア色に変化した。
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