2人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
また『わーーーーーー!!』っと歓声が上がった。
「2人なら最高のBL作れるぞー!」
「やばい!同人誌を漫画部に描いてもらうよう頼まなくちゃ!」
「現生徒会長と元生徒会長の組み合わせとか最高じゃん!」
「悠斗先輩がんばってー!」
もう、断れるような雰囲気では無かった。
「あ、わかりました……頑張ります…」
何とかそう笑顔で返事したけれど。
どうしよう、嬉しいけど……すごく気まずい。
それからは、当日まで準備を進める。
その中で、僕は幸也と嫌でも沢山接することになり、役柄すごく近くに寄ることもあって。
胸がドキドキするのと同時に、幸也の何事にも全力で取り組む熱心さや情熱を改めて感じた。
また、彼の存在が僕の心を暖かく包んでいることに気づいた。
そして、やっぱり僕は気がついてしまったんだ。
(僕は……やっぱり幸也が好きだ。大好きだ……)
彼に対する想いを再確認し、いつしか彼との未来を願うようになっていった。
最初のコメントを投稿しよう!