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手紙を開けると丸っこい文字が広がっていた。
『マスコへ
もしも、いつか、私がまた地球へ引っ越す日が来たら。
その時は、このグッズの配達履歴を頼りに、きっとあなたの家に遊びに行きます。
私がもしも、地球へ引っ越すことができなかったら。
ううん、もしも、なんて、考えません。
また会いましょう。
私の友達。』
誰だったのか、鈴子は思い出せない。
でも彼女は自然と、顔をあげていた。空の向こう、星々がきらめいていた。
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