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「ごめん。まだ整理がつかないよな。でももう叔父さんと関わるのはやめろよ。このままCanalsにいればいい」
「そういうわけにいかない……。二葉の、今の入院費を出してくれてるのはおじさんだし。わたしと二葉を育てるのに、莫大なお金がかかってる。わたしはそれを返さないと。誓約書も……」
「誓約書？」
「なんでもない」
「聞きたい」
「……ごめん。ごめんなさい。これは、言うのが辛い。でもCanalsに関係のあることじゃないから」
なんてゲスな野郎なんだ。
いったいなんの誓約書で月城を縛っているんだ。
「とにかく、今は叔父さんから距離を取れ。記憶が戻ったとか、焼失したことになってる実家に行ったとか、そういうことは知られちゃまずい」
「そうだね……。次はどんなふうにCanalsに手を出してくるかわかんない」
「Canals以前に自分の心配をしろよ、月城」
「……もう……どうしたらいいか、わからない」
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