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多少無理して笑いながら、一颯を背中から抱きしめる。
俺がモデルに勝てるかよ。
あ、もっと若い頃はヨット雑誌のモデルならたまにやったな。
あれは甘いマスクのナツと一緒だったからな。
早く全てが解決すればいい。きれいごとを並べたって、俺は結局、それまでは洋太に嫉妬するのだ。
それから俺たちは抱き合ってしばらく眠った。
実は俺はほとんど眠れずに、淡い暖色系の灯の中で、一颯のあどけない寝顔を見ていた。
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