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だからナツは海外での新規事業に全集中できる。うちこそタスク管理が完璧だよ。
「でも俺らそこまでの技術持ってないよな。技術の会社じゃあるまいし、流出して困るような特別なスキルなんてないだろ」
ナツが首をひねる。
「そうなんだよな。あるとすればアイデアくらいなもんかも。ナツが始めてるアメリカやオーストラリアの学生による幼稚園児のプログラミング教育とかな。提携幼稚園結構増えてきただろ?」
俺はナツの方を伺う。
これは日本で成功し、Canalsの年商を大きく伸ばした仕事で、現在、それを原型に海外にも手を広げている。
英語圏から手をつけるのが手っ取り早く、アメリカとオーストラリアに今は的を絞っている。
そしてこのにニ国は、収益率が他と比べものにならないほど高いのだ。
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