僕を変えたアルバイト

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とにかく粗相のないように、と強く言われていた。 緊張感を持って掛け声をかけ合いながら運びこんで行った。 でも、あと少しで終わるというところでそれは起きてしまった。 ガッシャーーン それはけたたましい音だった。 確実に周りに響き渡るほどの音だ。 向こうの方にいた二人の社員さん達も、ものすごいスピードで駆け寄って来た。 僕ともう一人の社員さんとで脚付の家具を運び込もうとした瞬間、家具の脚が引っかかって僕の手から滑り落ちたのだった。
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