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エピローグ~結末
壁側から音がした。何か引いてる音。敏感に反応する鼓膜に突き刺さる。真っ黒な部屋に一筋の光が射した。
眩しすぎて直視することが出来ない。私は蠢くものを咥えながら光の方を見た。
──眩しいっっ……誰だ? あの白いワンピースらしきものを着た奴は……私の食事を邪魔しないで欲しいぃぃ……邪魔するなぁぁぁ──
「良かったわね……食べれたじゃない……あなた……それも無理なく美味しそうに」
二つの影はクスクスと笑った。
〈了〉
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