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「あなた見ない顔ね。
それにその服装……」
男物の服で妙に目立つ王女を女性はじっと見ている。
「わけありでこれもらったんです!」
王女は何故か慌てる。
「あら、そうなの。
ああいうのいるから気をつけるんだよ。
じゃね!」
先を急いでのか女性は立ち去った。
「あの、ちょっと聞いてもいいですか?」
立ち去る女性に王女は急いで声をかけた。
「何?」
声をかけられ女性は立ち止まり振り返った。
「……ぎるどって何ですか?」
王女は単刀直入に尋ねた。
「藪から棒にびっくりね。
あなたギルドに興味あるの?」
王女の質問に女性は驚いているようだ。
「僕の友達がぎるどに行くって言ってたからどんなとこかなと思いまして……」
あの男が行くと言っていた『ギルド』。
どうしても王女は気になっていた。
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