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「あなた、仕事受けるには丸裸すぎね」
ギルドマスターは王女をマジマジと見ている。
「仕事決まってから装備でもよくないですか?」
ギルドに興味を持っているだけかもしれないと思った男は頭をポリポリとかいた。
「そうね」
男の言葉にギルドマスターは相槌を打つ。
「初めての方ですか?」
突然窓口からにゅるんと顔が出てきた。
「きゃっ!」
驚いた王女は尻餅をついてしまった。
「大丈夫。
受付の人だよ。
とって食ったりしない」
尻餅をついた王女を男は助け起こした。
「私を何だと思ってるんでしょうね~」
窓口から顔をだした男性は眉間にシワを寄せている。
黒髪短髪のこの男性はこの世界では珍しい眼鏡をかけている。
「わりぃ、わりぃ。
すまんが、彼女の登録頼むわ」
男は受付の男に平謝りする。
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