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「んー、二人は知り合いだから任せた。
私は会合があるから行く!」
二人のやり取りを見てギルドマスターは安心したようだ。
「はい!
ありがとうございました」
王女は深々とギルドマスターに頭を下げた。
手を振りながらギルドマスターは去って行った。
「くぅ、ギルドマスターと話せるなんてラッキーだ」
ギルドマスターが去った後、男は嬉しさを噛み締めている。
「そうなんですか?」
あまりにも嬉しそうにしている男を王女は不思議そうに見ている。
「ああ!
雲の上の方だからな~」
男は更に目を輝かせる。
「雲の上……」
王女も雲の上を想像するが男とは違う雲の上を想像していた。
「まさか変な想像していないだろうな……」
王女の顔を見て男は言う。
「ジャングル?」
王女は何もなかったかのように書類に目を移した。
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