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「待って下さい」
ムギュッ
何と王女は立ち去ろうとした男の首を締めた。
「うっ!」
不意打ちに首を絞められ男は小さな呻き声をあげた。
「す、すみません!」
ハッとして王女は締め上げてる男を締め上げてる手を慌てて外した。
「ゲホ……。
案外力あるんだな。
首しまったぜ。
で、何だよ」
むせながら男は体制を整える。
「不安なんです。
一緒にいて下さい」
今度は寂しげに王女は男の服の裾を握った。
「わかったよ」
男は王女の行動に不覚にもドキッとした。
「あ、性別っと」
性別欄に気付き王女は記入する。
「男!?
男だったのか!?」
見ていた男は思わず声をあげてしまった。
「そういう事にしといて下さい!」
ムギュッ
声をあげた男に驚いたのか王女はまた男の首を絞めてしまった。
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