☆装備を貰おう!

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「あ」 男は何か思い出したのか手をポンと叩いた。 「何です?」 書類を提出しながら王女は男を見た。 「登録終わったら装備貰えるんじゃないか?」 男はさっきギルドマスターが「仕事をするには丸裸すぎ」と言ったのを思い出していた。 「初心者装備の話ですか?」 スルーされないようにと受付の男は話に入ってくる。 「そこに宝箱あるだろ? あれから受け取れるんだ」 キラキラに光るいかにも『宝箱です』という雰囲気満載の箱を男は指差した。 「へぇ!」 宝箱を見て王女は目を輝かせた、 「こほん。 私の仕事とらないで頂けます?」 やはりスルーされてしまった受付の男は咳払いをして注意を引き付ける。 「わりぃな」 相変わらず受付の男に平謝りする男。
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