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「魔導師装備ですね。
お似合いですよ」
受付の男は眼鏡をくいっとあげて王女を見た。
そこには先程とは違いローブに身を包んだ王女の姿があった。
「ありがとうございます!」
装備が整って王女は嬉しそうにしている。
「うん。
いいな」
あまりにも魔導師装備が似合う王女に男は見惚れている。
「あとはギルドに貢献していただければ文句ありません。
ただ任務を途中放棄したらペナルティがありますのでお気をつけ下さい」
浮かれる王女に受付の男は注意事項をさらっと言った。
「(仕事は見つかったけどこれからどうするかよね。
みんなを追い詰めた奴を追いたいけど今のあたしじゃ返り討ちにあう。
得策じゃないのは目に見えてわかるわ)」
王女はふと我に返りこれからどうするのか冷静に考えはじめた。
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