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「はい。
そうですね。
ギルドには特別任務として「伝説の祠の調査」があります。
勿論、期限は無期限ですし他の任務と平行してやってもらって構いません。
何人依頼を受けてもいいですし、途中放棄してもペナルティはありません。
ギルドとしても祠には非常に興味がありますから。
こちらは全ギルド共通の任務となります」
ここぞとばかりに受付の男は依頼用紙を取り出した説明する。
「報酬は時価らしいぜ」
トントンと男は報酬金額の欄を指差す。
「時価ですか?」
王女が男の指しているところを見ると確かに『時価』と書いてあった。
「共通任務なのでギルドによって決めていいと言う意味です。
うちのギルドマスターはそれ相応に出していいといってます」
受付の男は『時価』の説明をする。
「(祠が見つかって願いが叶うなら……。
全てを元に戻したい!)」
顔をあげて王女はキリッとした表情を浮かべる。
「どうしますか?」
受付の男は考えている王女に答えを求める。
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