☆パーティーを組もう

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「………………」 無言で考え込む王女。 「探す宛あるのか?」 見かねた男は心配そうに声をかける。 「いいえ」 王女は首を横にふり困った顔をしている。 「じゃあ、俺とパーティー組まないか?」 右手の人差し指を立て男は提案する。 「パーティー? (舞踏会のことかしら?)」 どうやら王女は男の言う『パーティー』とは別の『パーティー』を想像しているようだ。 「んんん」 受付の男はわざと咳払いをして男を見る。 「わかってるって! はい、どうぞ」 受付の男の言いたいことを察した男は場を譲る。 「パーティーとはグループの事をさします。 ギルドでは複数人でも任務は可能です。 任務によってはパーティーNG、ソロNGなどありますので気を付けてください」 「(あたしは外の世界を知らない。 情報を得るにはパーティーの方が得策かな)」 暫し考え込む王女。 「嫌なら無理にとは言わない」 王女の顔色を伺って男は返事を待つ。
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