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「組みます!」
決心した王女は答えた。
「そっか!」
王女の答えに男は嬉しそうにする。
「じゃあ、こちらに登録を……」
またもや受付の男は登録用紙を出した。
「宜しくな!」
男は王女に手出し握手の催促をする。
「こちらこそ宜しくお願い致します!」
男の手をとり王女は握手した。
「!?」
王女の力強さに男は内心驚いてた。
「パーティを嫌うあなたが珍しいですね」
登録用紙に記入している男を見ながら受付の男は首をかしげていた。
「気が変わったんだよ。
余計な詮索するな。
詮索は厳禁だぞ」
登録用紙を書き終えた男は受付の男に用紙を突き出した。
「私としたことが失礼しました」
男に叱られ受付の男は謝った。
「よし、作戦会議するか?」
登録が完了したのを確認し男は言う。
「はい!」
心なしか嬉しそうに王女は頷く。
ーー……
こうして摩訶不思議なパーティーが結成した。
パーティーを組んだ二人はどこかへ去って行った。
……ーー
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