☆パーティーを組もう

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*** 二人が過ぎ去り、受付の男は何事もなかったかのように受付業務に専念していた。 「ねぇ、アレス」 そんな受付の男……アレスに一人の女性が話しかけてきた。 「あ、ギルマス!」 アレスが顔をあげるとそこにはギルドマスターが立っていた。 「あの子、伝説の祠目指すの?」 話を聞いていたのかギルドマスターはアレスに尋ねた。 「はい」 アレスはコクリと頷く。 「そう。 あの子には過酷な道になるわね……」 意味深な言葉を言うギルドマスター。 「そうですね……」 受付であるアレスは知っていた。 伝説の祠を探しを請け負った人たちの末路を……。 「アレスはあの子どう思う?」 唐突にギルドマスターはアレスに質問する。 「何だか人ではないあたたかなオーラを感じます。 まるで天使のような……。 あくまでも私一個人の意見です」 眼鏡をくいくいっとあげながらアレスは答えた。
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