☆パーティーを組もう

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「…………。 (やはりあなたは王女なのでは……)」 アレスの見解を聞いてギルドマスターは複雑な表情を浮かべる。 「ギルマス?」 アレスはギルドマスターをじっと見ている。 「変なこと聞いて悪かったわね」 アレスの視線を気にしつつギルドマスターは謝った。 「ギルマス、貴女は何かを知っているのでは?」 いつものギルドマスターとは違う事でアレスは何かを察知したようだ。 「……知っていても話す義理はない。 ギルドはそんなもんでしょ?」 キリッとした顔でギルドマスターは言う。 「そうですね。 野暮なこと聞いてすみません」 アレスはギルドマスターに謝った。 そしてギルドの倫理を無視してしまった事を恥じた。 「(クラシーヴィ王女、無事でいて下さい……)」 アレスに悟られないようにギルドマスターは心の中でそっと祈った。
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