☆腹が減っては戦ができぬ

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『めぇめぇめっし』とかかれ羊らしき絵描かれた看板が目印のたログハウス風の建物に王女と男はいた。 色んな人たちが美味しそうな食事をしている。 ここは食堂のようだ。 「俺たちの目標は伝説の祠を探す事。 まずは情報収集だな」 てんこ盛りの食べ物を目の前にして男は話を切り出した。 「はい」 男の言葉に王女は頷く。 「……の前にだ。 お互い自己紹介が先だな。 俺はディナト。 ディナと呼んでくれ。 職業は剣士だ。 ギルドで生計立ててる」 男……剣士・ディナトは軽く自己紹介をする。 「僕は……えーっと」 素性を知られたくない王女は困惑している。 「エイト? ごんべいじゃないのか?」 ディナトには「えーっと」が「エイト」に聞こえたようだ。 都合のいい耳である。
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