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「お恥ずかしい」
ディナトの気遣いがエイトは嬉しかった。
「気にしない、気にしない。
腹が減っては戦ができぬだ」
恥ずかしがるエイトを気にしつつも、ディナトは食べ物をお皿に取り分けエイトに渡した。
「いただきます。
んぐんぐ……。
美味しい!」
取り分けてもらったお肉をパクリと食べたエイトは美味しさのあまり目を見開いた。
「だろ?」
そう言ってディナトも食べ物を口に運ぶ。
「僕んチのコックと変わらないくらいです」
食べながらエイトは言う。
「コック?」
エイトの言葉にディナトは首を傾げた。
「はい、料理人ですよ?」
ディナトが不思議そうな顔をしているのを見ているエイトは意味がわからないでいた。
「いや、それはわかってるけどさ……」
思わずディナトは食べてる手を止めてフリーズする。
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