☆腹が減っては戦ができぬ

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「どこにでもいるでしょ?」 エイトはディナトの反応に対し眉間にシワを寄せている。 「いない、いない!」 右手を左右に動かしディナトは否定する。 「え?」 ディナトに否定されエイトは驚いている。 「エイト、君は何処の金持ちの子なんだよ? 金持ちマウントとりやがって……」 ディナトはバクバクと食べ物を口に放り込む。 「すみません。 僕、そんなつもりじゃ……」 ディナトを見てエイトは申し訳なさそうにしている。 「だろうな。 金持ちは世間からズレてるからな」 嫌み混じりにディナトは言う。 「それは偏見です。 (まずったわね)」 少しムッとしたエイトは言い返す。 「わりぃ、わりぃ。 (とんでもねぇ、ボンボンだな)」 ディナトは棒読みで謝る。
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