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「神殿」
蚊の鳴くような声でディナトは呟く。
「え?」
ディナトが何て言ったかわからずエイトは聞き返した。
「神殿に伝説の祠について調査している賢者がいる」
何故か小さい声で話すディナト。
「賢者様ですか!」
ディナトの言葉にまたもやエイトは激しく反応する。
「もしかしたらだけど何か有力な情報を握っているかもしれない」
ディナトは意味深に言う。
「行きましょう!
賢者様のとこに!」
テンションがあがったエイトは思わず立ち上がった。
「まぁ、座れよ。
……そうだな。
今は小さな手がかりでも大事だからな」
立ち上がって周りの人がジロジロ見ている事に気づいたディナトはエイトを一旦座らせた。
「はい!」
エイトは元気よく返事をする。
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