☆腹が減っては戦ができぬ

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「じゃあ、明朝出発な。 今日はうちで休みな」 話がまとまりディナトは内心ホッとしている。 「はい。 ありがとうございます!」 ディナトの優しさにエイトはお礼を言う。 「あ、それから……」 エイトをじっと見るディナト。 「何でしょう?」 エイトは何か言いたそうなディナトの言葉に耳を傾けた。 「敬語なしな。 何かよそよそしいから」 恐らく自分とあまり年が変わらないであろうエイト。 そんなエイトにディナトは気を遣わせたくなかった。 「わかりました! じゃなかった。 わかった!」 王女であるエイトは今まで対等に接してくれる人がいなかった。 だからディナトの対応がやけに嬉しくエイトはにっこり笑った。 「よし!」 ディナトはエイトの笑顔に安心した。 そして二人は大量の食べ物を食べ、食堂をあとにした。
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