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「じゃあ、明朝出発な。
今日はうちで休みな」
話がまとまりディナトは内心ホッとしている。
「はい。
ありがとうございます!」
ディナトの優しさにエイトはお礼を言う。
「あ、それから……」
エイトをじっと見るディナト。
「何でしょう?」
エイトは何か言いたそうなディナトの言葉に耳を傾けた。
「敬語なしな。
何かよそよそしいから」
恐らく自分とあまり年が変わらないであろうエイト。
そんなエイトにディナトは気を遣わせたくなかった。
「わかりました!
じゃなかった。
わかった!」
王女であるエイトは今まで対等に接してくれる人がいなかった。
だからディナトの対応がやけに嬉しくエイトはにっこり笑った。
「よし!」
ディナトはエイトの笑顔に安心した。
そして二人は大量の食べ物を食べ、食堂をあとにした。
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