☆出会い

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「………ここは?」 王女は見知らぬ家のベッドで目を覚ました。 「………………」 見知らぬ男が王女を覗き込んでいる。 「きゃっ!」 バッチリ目が合った王女は慌てて飛び起きた。 「あ、気づいたか? 生きてて良かったな」 あわてふためく王女なんかお構いなしに男はにっこり笑った。 長身で筋肉質、切れ長の瞳「助けて下さったんですね。 ありがとうございます」 男の言葉で王女は助けられた事を知った。 「森で赤い光に包まれて倒れてるたから担いできたんだ。 暖かいオーラのような光だったな」 男は不思議そうに話す。 「暖かいオーラ……。 (お父様の魔力だわ、きっと……)」 王に魔法をかけられた時の感覚を王女は思い出していた。 「で、介抱してたのさ。 し、したごころはないからな! (少しあったけどな)」 心なしか男は焦っているようだ。
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